ある日,司法試験推進派の学者が,司法制度改革を進めていると,手を滑らせて,適性試験出願者数を,泉に落としてしまいました。
学者が困り果てていると,泉から女神が現れて,こう言いました。
女神「あなたが欲しいのは,修習生の就職状況の改善ですか?」
学者「いいえ,違います。夢を実現した修習生より,合格するかしないか分からない学生の方が大事です。」
女神「あなたが欲しいのは,給費制の復活ですか?」
学者「いいえ,違います。そんなところに回す金があるなら,大赤字の法科大学院に金を回してもらいたいものです。」
女神「あなたが欲しいのは,司法試験合格率の上昇ですか?」
学者「はい,そうです。」
これを聞いた女神は,呆れ果てて何も言わずに再び泉に消えていった。
その後,愚かな学者が推進した法科大学院は予備試験に圧倒され,法曹養成過程の実質的な傍流になり果てた。
参考
wiki
金の斧
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E3%81%AE%E6%96%A7