タダスケの日記

ある弁護士の司法制度改革観察記録

2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

法曹養成制度検討会議第15回(平成25年6月19日開催)

開催されたようです。 法曹養成制度検討会議第15回(平成25年6月19日開催) http://www.moj.go.jp/housei/shihouseido/housei10_00032.html 私も,パブコメを提出した1人なのですが,「「中間的取りまとめ」に対して寄せられた意見の概要」には,まっ…

「法曹養成制度検討会議・中間的取りまとめ」に対する意見,慶應義塾大学大学院法務研究科 委員長 片山直也,平成25年5月10日

少し古いものですが,「定評校」の1つ,慶應ローが,中間的取りまとめに対する意見を公表しています。 ネタ的に面白かったので,取り上げてみました。 「法曹養成制度検討会議・中間的取りまとめ」に対する意見 http://www.ls.keio.ac.jp/news/2013/05/post-…

ロースクールが無用の機関と化した経緯,「司法制度改革,佐藤幸治,竹下守夫,井上正仁」

前回のエントリーに引き続いて,「司法制度改革」を見ながら,司法制度改革が,当初の目論見からどのようにずれていったかを検討したいと思います。司法制度改革作者: 佐藤幸治,井上正仁,竹下守夫出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 2002/10メディア: 単行本こ…

「法曹人口がどれくらいであるのが適切かは,本来,社会の需要やマーケットとの関係で決まる」,井上正仁,2002年

「そんなふうに考えていた時期が俺にもありました」by井上委員表題の, 「法曹人口がどれくらいであるのが適切かは,本来,社会の需要やマーケットとの関係で決まる」 とは,以下の,2002年発行の「司法制度改革」(佐藤幸次,竹下守夫,井上正仁)という書…

「最後の一校」,大阪学院大、法科大学院の募集停止へ 全国で7例目, MSN産経ニュース2013.6.3

予備試験受験者の激増と,法科大学院入学希望者の激減の嵐は,10年にも渡り吹き荒れ,法科大学院は次々と廃校に追い込まれ,10年後には最後の一校となっていた。最後に残った法科大学院は,ロー推進派の学者が,煉瓦の壁に絵筆で描いたものだった。この最後…