タダスケの日記

ある弁護士の司法制度改革観察記録

予備試験にも負けず

予備試験にも負けず
予備校にも負けず
適性試験出願者の減少にも、入学者の減少にも負けぬ
丈夫な経営体力をもち
補助金を欲しがらず
(優秀な若者が軒並み予備試験に流れても)決して怒らず
いつも静かに笑っている

東に潰れそうなロースクールがあれば
行って補助金削減をこわがらなくてもいいといい
西に潰れそうなロースクールがあれば
行って補助金削減をこわがらなくてもいいといい
南に潰れそうなロースクールがあれば
行って補助金削減をこわがらなくてもいいといい
北に喧嘩や訴訟があれば
(弁護士を入れて訴訟をするとお金と時間がかかって)つまらないからやめろといい

みんなに税金ドロボーと呼ばれ
褒められもせず
(前期修習の代替として)期待もされず
そういう法曹養成制度を
わたしは持ちたい

元ネタ

宮沢賢治 − 雨にも負けず

■雨にも負けず

雨にも負けず
風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けぬ
丈夫なからだをもち
慾はなく
決して怒らず
いつも静かに笑っている
一日に玄米四合と
味噌と少しの野菜を食べ
あらゆることを
自分を勘定に入れずに
よく見聞きし分かり
そして忘れず
野原の松の林の陰の
小さな萱ぶきの小屋にいて
東に病気の子供あれば
行って看病してやり
西に疲れた母あれば
行ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば
行ってこわがらなくてもいいといい
北に喧嘩や訴訟があれば
つまらないからやめろといい
日照りの時は涙を流し
寒さの夏はおろおろ歩き
みんなにでくのぼーと呼ばれ
褒められもせず
苦にもされず
そういうものに
わたしはなりたい
http://www.cbl.or.jp/mailmag/info/080108.html

宮澤賢治雨ニモマケズ青空文庫
http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/45630_23908.html