あらすじ
ロースクールを修了して弁護士になったテイラーは,「宇宙船にも弁護士を」という学者の政策により,宇宙飛行士になる。
彼の乗った宇宙船は,ある惑星に不時着する。
テイラーが,その星の人間に,「ロースクールを修了して弁護士なった者だ」と自己紹介すると,たちまち捕えられて投獄されてしまう。
話をしてみると,その星には「ロースクール」というものがなく,テイラーが非弁と誤解されたためだった。
その星では「予備試験」というものに合格した者が司法試験受験資格を得るという。
テイラーは,誤解を解くためにロースクールの制度を説明して非弁ではないと訴えるが,そんな金と時間がかかる制度が現実にあるわけがないと一笑され,さらには荒唐無稽な嘘をつく危険人物とみなされてしまう。
このままでは,宇宙を法の光で照らすという自己の使命を果たせないと考えたテイラーは,やっとの思いで監獄から脱走する。
浜辺を歩くテイラーは,目の前に現れた光景を見てすべてを悟り,その場に崩れ落ちる。
それは,朽ち果てかけて半分,砂に埋もれていた,彼が卒業した母校のロースクールの校舎だった。
その惑星は、法科大学院制度が崩壊した後の地球だったのだ。
元ネタ
wiki
猿の惑星 (映画)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8C%BF%E3%81%AE%E6%83%91%E6%98%9F_(%E6%98%A0%E7%94%BB)