タダスケの日記

ある弁護士の司法制度改革観察記録

屏風の中の法的需要

一休咄

殿様「屏風絵の虎が夜な夜な屏風を抜け出して暴れるので退治して欲しい」

一休「分かりました」

(虎を捕まえるための準備を整えた後)

一休「では捕まえますから虎を屏風絵から出して下さい」

殿様「感服した」


ロースクール残酷話

学者「近い将来,法的需要が急増するので,弁護士の増員が緊急の課題である」

法務省「分かりました」

(弁護士を激増させた後)

弁護士「では仕事をしますから法的需要を出して下さい」

学者「法的需要は潜在的には必ずある。新人弁護士が新たな分野を開拓するべきだ。企業だ,地方自治体だ,海外だ。法廷弁護士だけが弁護士ではない。需要と供給のミスマッチが生じているにすぎない。殿様商売であってはならない。(以下略)」

弁護士「あきれた」

元ネタ

wikipedia
一休さん
屏風の虎退治 
足利義満が一休に出した問題の一つ。
「屏風絵の虎が夜な夜な屏風を抜け出して暴れるので退治して欲しい」と義満が訴えたところ、一休は「では捕まえますから虎を屏風絵から出して下さい」と切り返し、義満を感服させた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E4%BC%91%E3%81%95%E3%82%93