タダスケの日記

ある弁護士の司法制度改革観察記録

給費制廃止違憲訴訟,一斉提訴へ2013/1/12日経新聞

2月8日に一斉提訴する方針が固まったそうです。

司法修習生の給費廃止は違憲」 一斉提訴へ
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG12033_S3A110C1CR8000/

結果がどうなるにせよ,やるからには頑張ってほしいですね。

司法研修所に「法の光」が届かず,「法の支配」が貫徹されていないのであれば,そんなところで研鑽を積んだ弁護士が,社会に「法の光」をもたらすことができるとは思えませんからね。

図書館に弁護士を送りこんで,返却期限に遅れた利用者に内容証明を送りつけている場合ではありません。

まさにこのような,微妙な法律問題に泣き寝入りせず,司法的救済を施そう,2割司法を変えよう,というのが司法制度改革の目的でした。

こればかりは,ロースクール推進派の学者の方々も,「これこそローの理念の体現だ」と,卒業生たちの挑戦に,諸手を振って賛成してくれるのではないでしょうか。

そのうち,法曹養成制度検討会議の委員からこんな声が上がり始めます。

「国には,給費制廃止違憲訴訟の弁護団に勝てるだけの理念はない(`・ω・´)キリッ 」

・・・と冗談はこれくらいにして,実際に提訴される方々には本当に頑張って頂きたいと思っております。