タダスケの日記

ある弁護士の司法制度改革観察記録

「ヴァンパイア」の曲で廃校したロースクールを歌います

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姫路獨協大学法科大学院
大宮法科大学院大学
駿河台大学法科大学院
明治学院大学法科大学院
神戸学院大学法科大学院
東北学院大学法科大学院
大阪学院大学法科大学院
島根大学法科大学院
東海大学法科大学院
大東文化大学法科大学院
獨協大学法科大学院
白鷗大学法科大学院
信州大学法科大学院
関東学院大学法科大学院
新潟大学法科大学院
龍谷大学法科大学院
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香川大学愛媛大学(2大学連合)法科大学院
広島修道大学法科大学院
静岡大学法科大学院
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名城大学法科大学院
北海学園大学法科大学院
立教大学法科大学院
桐蔭横浜大学法科大学院
青山学院大学法科大学院
横浜国立大学法科大学院(大学院国際社会科学府法曹実務専攻)
近畿大学法科大学院
西南学院大学法科大学院
甲南大学法科大学院

元ネタ

「ヴァンパイア」の曲で歴代内閣総理大臣を歌います

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本家様

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法曹コースを推進するロースクール

組分け帽子

法曹志願者「(ロースクールは嫌だ…ロースクールは嫌だ…予備試験を受けたいんだ…)」

ロースクール推進派の組分け帽子「法曹コォォォォォォォォォォス!」

入れ替わってる

法科大学院(以下、「法曹養成制度の本道」という。)「もしかして…」

予備試験(以下、「法曹養成制度の抜け道」という。)「私達…」

「「入れ替わってる〜!?」」

togetter.com

総統閣下は法科大学院にお怒りのようです

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部下: 既存ロースクールの9割は 廃校しました

部下: エルエルセブンを主体とする残り1割も 予備試験に攻め込まれています

部下: 法曹コースを設立しましたが、 弁護士の経済的価値の低下により

部下: 入学者の増加には結びついていません

ヒトラー: 企業の潜在的な需要はどうなった

部下: 社内弁護士の 平均的な給与・賞与は・・・

部下: 一般社員と同等です 弁護士資格の付加価値を社会は認めていません

ヒトラー: 以下の者はここに残れ 京大、慶応、東大、早稲田

ヒトラー: なんで、こんなことになった!

ヒトラー: 二割司法って言ってたじゃないか!

ヒトラー少子化で人が少なくなるのに、 なんで法曹需要だけ増えると思ったんだ!

ヒトラー: 「3000人はまだ手始め、 それを達成してからさらに人数を増やす」だと!

ヒトラー: 肌感覚で適当なことを抜かすな! 日本は、隣接士業も多いんだ!

ヒトラー: 外国の弁護士数とそのまま比べられるわけがないだろ!

部下: 年収300万でいいとなれば 需要は増加します・・・

ヒトラー: 弁護士になるまでにどれだけの年月が かかると思ってるんだ! 300万でいいと思うやつがいるはずないだろ!

部下: 供給を増やせば 需要が掘り起こされることもあります

ヒトラー: 供給過多になれば 弁護士の経済的価値が下がるに決まってんだろ!

ヒトラー: ちくしょーめ!

ヒトラー: おい!年収300万円でもいいと言ってるオマエ!

ヒトラー:
 じゃあ、お前の事務所で300万で 新人弁護士を募集してみろ! 


ヒトラー: 『責任は重いけれど収入は一般社員と同じでいい』

ヒトラー: それでいいっていう 変わり者がいればな!

ヒトラー: 『弁護士資格があっても 給料がグッとあがるわけではない』だと!

ヒトラー: どこの世界に『待遇はあがりません』なんて言って

ヒトラー: 長い職業訓練を課す業界があるんだよ!

ヒトラー: 人が集まるわけねーだろー!

ヒトラー: 常識的に考えて!

ヒトラー: 私のときはロースクールなんてなかった

ヒトラー: 落ちても落ちても試験を受け続けた

ヒトラー: 弁護士になれば幸せになれる、 そう信じてた

ヒトラー: 受験生は5万人を超えてた

ヒトラー: それが今はなんだ!

ヒトラー: 9割の受験生はどこに消えたんだ!

ヒトラー: 法曹コースも 修了前の司法試験受験も

ヒトラー: いきあたりばったりの 弥縫策だ

ヒトラー: 長い職業訓練に見合った まともなリターンがなければ

ヒトラー: 法曹養成制度に 人が戻ることは絶対にない

ヒトラー: 君たちは自分の子供たちを 弁護士にしたいと思えるか!?

女性: (年収300万って 先に教えてほしかったよね)

ヒトラー: 今さらロースクールを廃止 することもできまい

ヒトラー: 地方ロー、下位ローは切り捨てて 上位校の延命を図ろう

ヒトラー: ここはちょっとまずいけど

ヒトラー: 詐欺的な手段を採ろう

部下: (自分で言っちゃったよ、この人)

ヒトラー: なんだかんだ言っても 上位校はすぐには潰れない

ヒトラー選択と集中で、『意図的に』、 上位校を残したと宣伝するんだ

ヒトラー: 後は書斎生活に入って 逃げ切るんだ

予備試験が倒せない

youtu.be

(歌詞は25秒くらいから)

歌詞

気がついたら残り校もう少ししかない
エルエルセブンだけ残ってる

諦めずに消える志願者増やそうとするけど
すぐにどこかに消えるよ

法曹コースがあれば
楽に改革のふりができるけど

何回やっても何回やっても
予備試験が倒せないよ
合格率 何回やっても超えれない

前倒しのコース作っても
拘束期間 嫌われる

「裏道」批判試してみたけど
形式論じゃ 意味がない!

だけど次は絶対勝つために
僕はLSだけは最後まで擁護する

元ネタ

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utaten.com

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参考にさせて頂いたサイト

matcha-music.com

piko-mix.com

douga-tec.com

1.5回試験のある惑星

宇宙飛行士だったテイラーは、社会の隅々まで「法の光」で照らすという司法制度改革の理念に賛同し、社会人としてロースクールに入学した。

カルト宗教に過敏な昨今の情勢から、「カルト宗教にでもはまったのではないか」と心配する友人たちや、「今のお仕事をやめないで」と泣いて訴える娘を振り切ってロースクールに入学し、苦労しながらも、司法試験に最終合格することができた。

宇宙飛行士に復職した彼は、イカルス号に乗り、6か月間の宇宙飛行を終え地球への帰還を目指していた。

ハスライン博士の時間理論によると、地球時間で法科大学院制度の集中改革が終了した頃の地球に帰る予定だった。

しかし、地球に着陸するはずのイカルス号は、何故か別の惑星に不時着してしまう。

その星の住人に職業を問われたテイラーは「弁護士だ」と自己紹介する。

いったんは住民と打ち解けたものの、気になる法曹志願者の回復具合を尋ねても、話が合わない。彼らは、法曹志願者の激減など知らず、弁護士は、若者に人気の職業だという。

法曹志願者激減の元凶たるロースクール制度の失敗の歴史と、それでもロースクールは素晴らしいという自身のロースクール体験をテイラーは語るが、熱弁するあまり、住人たちの態度がよそよそしくなっていたことに気づかなかった。

不意に、背後から後頭部に一撃をくらったテイラーは、牢屋に捕らわれてしまう。

国選弁護人であるブラントン博士と、テイラーは、檻越しに話をすることができた。 彼女によると、現在の法曹養成制度にロースクールというものはなく、テイラーが捕らえられたのは、架空の法曹養成制度をでっちあげる非弁の犯罪者の嫌疑を受けたからだという。
テイラーは、誤って過去の旧司法試験時代の地球に戻ってしまったのかと思ったが、奇妙なのは、 この時代の法曹養成制度では、本試験の後、合格率99%を超える1.5回試験と2回試験という2回の試験があることだった。
そのようなほぼ全員が合格する試験が2回もあるのは不合理ではないか、と指摘するテイラーに、ブラントン博士は首をかしげる。言われてみると確かにそうだが、古来から続いてきた伝統であり、疑問に思うこともなかったというのだ。

このままでは、宇宙を法の光で照らすという自己の使命を果たせないと考えたテイラーは、一瞬の隙を突いて混乱を引き起こし、やっとの思いで監獄から脱走した。

追手を巻いて、浜辺を行くテイラー。

ふと足元を見ると、合格した受験生がもう不要として廃棄したのか、はたまた司法試験から撤退した元受験生が捨てたものか、1.5回試験の過去問が、半分、砂に埋もれた状態で姿をのぞかせていた。

何の気なしに過去問を手に取りパラパラとページをめくったテイラーは、愕然とする。
それは、司法試験の過去問だった。

王道だった予備試験は、正式に法曹養成制度の本道となり実質的に唯一の関門として「本試験」と呼ばれ、ロースクール制度は廃止される一方、かつての司法試験は、合格率99%を超え、2回試験になぞらえて「1.5回試験」と称されるようになっていたのだった。

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令和4年司法試験合格発表~予備試験は王道

元ネタ

resemom.jp

予備試験が開始されてから12年間変わらず、もはや予備試験ルートが司法試験合格への『王道』となっていることを裏付けているといえます。

www.nikkei.com

おまけ

有効な需要に根拠を持ち、適正な報酬と共に生きよう。
経済的合理性とともに受験勉強と司法試験を乗り越え、正当なリターンと共に法律のプロフェッショナルとして笑おう。
どんなに肌感覚のテキトーな丼勘定で、たくさんのかわいそうな地方、下位ローをまるでとかげのしっぽのように切り捨ててLL7だけ生き残りを図っても、修了生の行く末である弁護士は有効な需要から離れては生きられないのよ!

過去の合格発表

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倒産しかかっている会社や大海原のように飛び込むとヒーローとなれる法科大学院

沈没しかけた船に乗り合わせる様々な国の人たちに、沈没しかけたロースクールに飛び込むようロースクール推進派が説得を行う。

推進派 「ロースクールに飛び込めばあなたはヒーローになれます。」
アメリカ人 「入学します!」

推進派 「ロースクールが法曹養成制度の本道で正規のコースです。」
ドイツ人「入学します!」

推進派 「ロースクールに飛び込めば仲間ができます。ちなみに先程物凄い美人が飛び込みました。」
イタリア人「入学します!」

推進派 「世の中には潜在的法曹需要が溢れて流れています。二割司法です。」
ロシア人「入学します!」

推進派 「皆さん、法曹を回避して法曹志願者は9割減りました。」
日本人 「法曹を回避します!」
推進派 「!?。み、皆さん、予備試験を受験して法曹を目指しています」
日本人 「予備試験を受験します!」
推進派 「!?」

元ネタ

ja.wikipedia.org

沈没船ジョーク(タイタニックジョークとも)の例[6]
沈没しかけた船に乗り合わせる様々な国の人たちに、海に飛び込むよう船長が説得を行う。
アメリカ人に 「飛び込めばあなたはヒーローになれます。」
イギリス人に 「飛び込めばあなたはジェントルマン(紳士)になれます。」
ドイツ人に 「飛び込むのはルールです。」
イタリア人に 「飛び込めばあなたは女性に愛されます。」または「先程物凄い美人が飛び込みました。」
フランス人に 「飛び込まないでください。」
ロシア人に 「海にウォッカのビンが流れています。」
日本人に 「皆さん飛び込んでます。」
韓国人に 「日本人は飛び込んでます。」

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目を覚ますと,経営難のため沈みゆくロースクールの一室に,あなたは倒れていた。

若者が経済的にロースクール関係者を支えるイメージ図