「お前は会社員か公務員になるんだ。お父さんの事務所を継ごうなんて考えるな。」
「お父さんは大丈夫よ。逃げ切り世代だから。」
「どうして年収300万って先に教えてくれなかったんですかっ」
「僕の奨学金と貸与金の返済額だよ」
「給付制だって大変なのに,無給の時代があったなんて・・・」
合格者を増やさなければ学生が減り経営が成り立たず,かといって合格者を増やせば弁護士がインフレ化して弁護士資格の費用対効果が悪化してやはり学生が減るという,自縄自縛に陥ったロースクールの図
「今年もまた合格者1500人以上ですって!」
「予備試験に合格したから退学するですって!」
「今日で退学するんだ。本試験会場でまた会おうね!」
「今年の新入生はこれで全員か・・・」
度重なる法曹養成制度改悪に翻弄される法曹志願者と,かろうじてつなぎとめようとしている予備試験の図
「順調に(志願者が)減ってますね」
「ああ,このまま行けば,合格率7~8割も夢ではないな」
ロースクール推進者「法曹コース設立ゥゥゥ!!!」
将来性のないロースクールからスーパーベストな避難をする若者の図
「さあ,法曹コースよ!生き返って!」
「法科大学院制度を集中改革しなくては・・・」
「平成27年から平成30年度まで法科大学院を集中改革するって言ってたけど,いつまで改革しているの!」
ロースクール推進者「・・・(未修者教育をマス教育に戻すって言い出せるような雰囲気じゃない・・・)」
通っているロースクールが廃校する前に,なんとか合格まで駆け抜けようというロースクール生の心境