タダスケの日記

ある弁護士の司法制度改革観察記録

地球最後のロースクール(横浜国立大法科大学院の募集停止)

2000年代から2010年代、旧司法試験を廃止に追いやった後に,法曹志願者を激減させた法科大学院制度が、日本中に蔓延した。経営難から多くのロースクールが滅びる中、生き残った数少ないロースクールは、学生が激減し閑散とした教室の中で,孤独感に苦しみながら、新聞各社と癒着しては,志願者減少の原因は司法試験合格率の低さであるとデマを流したり、法曹コース創設という弥縫策を実施したりと、入学者増加の方法を研究し続けるのだった。

そんなある日、ロースクールは,太陽のように明るく活発な女性を発見し、ロースクールに引きずり込むように入学させる。その女性はやがて自分が隠れ予備試験受験者であること、そしてロースクールに法曹養成課程から撤退するように告げて,予備試験の合格発表日以降,突如消息を断つが、ロースクールは,結局,法曹養成課程に留まり続ける。

そしてある夜、暴徒のような入学者減少の波が首都圏をも襲撃し、周囲に集っていた地方ロースクールを殺戮した上、抵抗する横浜国立大法科大学院を痛めつけて連行する。

そして横浜国立大法科大学院は、周囲の国民が,処刑されようとする自分を見る目に恐怖が宿っていること、そして国民にとって、自分こそが、弁護士の経済的価値と職業的魅力を激減させまくる伝説の怪物(Legend)であることに気づくのだった。

横浜国立大:法科大学院の募集停止 19年度から - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20180606/k00/00m/040/133000c

地球最後の男 - Wikipedia

あらすじ
1970年代、人間を死に追いやった後に吸血鬼として甦らせる吸血ウイルスが、世界中に蔓延した。人類が滅びる中、ただ一人生き残ったロバート・ネヴィルは、夜な夜な自分の家の周囲に集い、騒ぎ立てる吸血鬼たちと孤独感に苦しみながら、昼間は眠る吸血鬼たちを狩り出して杭を打ち込みながら、生活必需品の確保と、吸血鬼退治の方法を研究し続けるのだった。

そんなある日、ネヴィルは太陽の下で活動する女性を発見し、自宅に引きずり込む。ルースと名乗る女はやがて自分がスパイであること、そしてネヴィルにこの場所から逃げるように告げて姿を消すが、ネヴィルは結局自宅に留まり続ける。

そしてある夜、暴走族のような集団がネヴィル邸を襲撃し、周囲に集っていた吸血鬼たちを殺戮し、抵抗するネヴィルを痛めつけて連行する。彼らは吸血ウイルスに冒されながらも生き残り、新たなコミュニティを形成する「新人類」であった。

そしてネヴィルは、彼らが処刑されようとする自分を見る目に恐怖が宿っていること、そして彼らにとって、自分こそが「人々」が寝静まった頃に街を徘徊し、「人々」を殺戮しまくる伝説の怪物(Legend)であることに気づくのだった。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%90%83%E6%9C%80%E5%BE%8C%E3%81%AE%E7%94%B7