タダスケの日記

ある弁護士の司法制度改革観察記録

ロースクール関連ブログ紹介

アンテナにひっかかった、いくつかのロースクール関連ブログなどをご紹介いたします。

夢追人〜法律家を目指して〜

一橋大学法科大学院合格発表

本日、一橋ローの最終合格発表がありました。

無事に合格することができ、進路が決定いたしました。
とりあえずホッとしたという気持ちです。
(中略)
これからは次の戦いが始まりますね。
次の目標は来年の予備試験に合格することです。今年の悔しさは一生忘れません。

http://ameblo.jp/dreamer-kouhei/entry-11963895435.html

合格おめでとうございます。
来年の予備試験合格へ向けて頑張ってください。


底辺ロー生の司法試験奮闘記
http://tarirari220.blog.fc2.com/blog-entry-1.html

この方も、入学前から予備試験受験を予定されているそうです。
ローを保険としつつ予備試験を狙う、というのが最近のトレンドなのでしょうか。

でも、予備試験の実施日に休みを連発していたら、ローに感づかれてしまわないのでしょうかね。

来年の予備試験合格へ向けて頑張ってください。


崖っぷちロースクール生の新司法試験ライフ
人生崖っぷち!?ロースクール生の苦悩
http://bar-exam.com/?p=11

人生いろいろですが、きっかけはともあれ法律の勉強を始めたからには、頑張って頂きたいものです。

どうでもいいですが、Wordpressを使って、広告やGoogleAnalyticsも入れてるんですね。
ロースクール学生のブログでWordpressを使っているのは初めて見ました。

私は知識が中途半端なので、保守の手間の不要な「無料ブログ最高」派です。
もしWordpressを使うとしたら、SEOに強いと評判のStingerを使ってみたいですね。


第二新卒ナビ

大阪:13卒法科大学院卒業、26歳既卒者のサポートを停止

法科大学院を13年に卒業した26歳既卒者のサポートを先日停止しました。
結果としては就業決定に至らず第二新卒ナビでの支援を終了しました。
本日はTさんの経歴からサポート停止に至る過程を記載していきます。
http://daini2.co.jp/wp/%E5%A4%A7%E9%98%AA13%E5%8D%92%E6%B3%95%E7%A7%91%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E9%99%A2%E5%8D%92%E6%A5%AD%E3%80%8126%E6%AD%B3%E6%97%A2%E5%8D%92%E8%80%85%E3%81%AE%E3%82%B5%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%92/

旧試験でも「10年選手」など、いろいろな経歴の方はいらっしゃいましたが、近年の受験生に悲壮感が漂うのは、ロースクールの学費による借金と、弁護士の経済的価値の低下による見通しの暗さのためなのでしょうか。

目指せ検察官!新司法試験合格!

一橋大学法科大学院第三次選抜(面接試験)

主査『あなたの理想とする法曹はどういったものか』

主査『では、その理想の法曹になるためには予備試験ルートと法科大学院ルートのどちらが適していると考えるか』

主査『一橋のローに来たいのはわかったけど、貴方は一橋のローにどういった形で貢献できますか?

主査『その貢献できるといった内容について、それを根拠付ける、裏付ける経験はあるか』
http://ameblo.jp/passo-law/entry-11965138506.html

一橋面接官の発言で理解できないのは、入学希望者へローへの貢献を聞いていることです。
ローは学生へ教育サービスを提供するのに対し、学生は対価として学費を納めるお客ですから、対価以上にお客に何を求めているのか?という感じです。

弁護士が、依頼者に向かって、「あなたは弊所にどういった形で貢献できますか?」なんて聞いたら、変な弁護士と思われて帰られてしまうのではないでしょうか。

ローの教授は、経営感覚なんてまったくないのだろう、と思わされます。


2014衆院選ふくおか:候補者の横顔 8区 /福岡

◇政治の力で制度を良く−−河野祥子氏(34)=共新

川崎町出身。法学部卒業後、何となく法科大学院に進んだが、やがて「法曹の勉強は向いていない」と悟り、関西の司法書士事務所に就職した。
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141204ddlk40010497000c.html

何となく法科大学院に進んだんですか……
面白かったので、何となく載せました。


第14回 法曹養成制度改革顧問会議(平成26年12月16日開催)
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/hoso_kaikaku/dai14/index.html

議事録を除き、アップされたようです。


【資料4−2】 法科大学院の組織見直しについて

○ (前略)修了者のうち相当程度(例えば約7〜8割)が司法試験に合格できるよう,充実した教育を行うことが求められる。
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/hoso_kaikaku/dai14/siryou04-2.pdf

教育を充実させることで、合格率7〜8割を目指すと読めますが、入学定員を減らすことで合格率を上げる気満々なんですよね。

公的支援見直し強化策の公表後(平成25年11月),14校が既に募集停止を表明全体としてピーク時の74校から52校に減少見込み

むしろ、ロースクールの存続率が現在70%なのですが……

6.組織見直し促進に向けた流れ(法的措置を含む。)(案)

○直ちに是正を促し,それでも改善が図られない場合,段階的に法的措置

改善勧告→変更命令→組織の廃止命令→司法試験受験資格喪失

案の段階ですが、例の「法的措置」ですが、最終的には司法試験受験資格喪失が考えられているそうです。

装備に金を使い、時間を使って訓練した正規軍が、すきやくわを手にした一揆軍に負けるなどということは、およそありえないことなので、予備試験に司法試験合格率で負けたロースクールは司法試験受験資格喪失させる、というのはどうでしょうか(案)。